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令和7年度(2025年度) 公式データに基づく

社会保険料の使い道(給与から引かれるお金)

健康保険・厚生年金・雇用保険・介護保険

📌 社会保険料は税金ではありません

社会保険料は税金ではありません。健康保険、厚生年金、雇用保険、介護保険など、それぞれ目的が決まった「保険」の保険料です。給与から天引きされるため、税金と一緒に「引かれている」と感じる方が多いですが、仕組みも使い道も税金とは違います。

税金(所得税・住民税など)の使い道は あなたの税金の使い道 をご覧ください。

このページは、なぜ社会保険料がこの金額になるのか、そのお金が何に使われるのかを、厚生労働省・日本年金機構・全国健康保険協会など公式情報をもとに整理しています。社会保険料が「高すぎる」「適正である」といった評価はせず、事実のみを提示します。

月給30万円のサラリーマン(東京都・40歳未満・一般事業)の場合の本人負担(概算)

40歳未満の本人負担合計

43,965

月給30万円の約 14.7%

40歳以上の本人負担合計

46,350

月給30万円の約 15.4%(介護保険込み)

各保険の内訳と使い道

  • 健康保険(協会けんぽ)

    14,865(給与の4.955%)

    東京都の場合:保険料率9.91%(労使折半なので本人負担4.955%)

    主な使い道

    • 病気・けがで病院にかかった時の医療費(窓口は3割負担、残り7割を保険から給付)
    • 入院時の食事代の補助、高額療養費の払い戻し
    • 出産育児一時金、出産手当金、傷病手当金
    • 健康診断・特定健診の補助、保健事業

    事業主も同額を負担するため、保険料の総額は給与の9.91%(東京都の場合)。事業主負担分は給与明細には現れません。

    出典

  • 厚生年金保険

    27,450(給与の9.15%)

    保険料率18.3%(労使折半なので本人負担9.15%)。平成29年9月以降、18.3%で固定。

    主な使い道

    • 高齢になった時の老齢厚生年金(基礎年金に上乗せ)
    • 障害を負った時の障害厚生年金
    • 亡くなった時に遺族へ支払う遺族厚生年金
    • 今支払う保険料は、今の現役世代が今の高齢者世代を支える「賦課方式」で運営されています

    事業主も同額を負担するため、保険料の総額は給与の18.3%。事業主負担分は給与明細には現れません。

    出典

  • 雇用保険

    1,650(給与の0.55%)

    一般事業の場合:本人負担5.5/1000(0.55%)、事業主負担9/1000(0.9%)

    主な使い道

    • 失業した時の基本手当(失業給付)
    • 育児休業給付金、介護休業給付金
    • 教育訓練給付金(スキルアップ支援)
    • 高年齢雇用継続給付(60歳以降の賃金低下を補う)

    事業主は被保険者負担に加えて、雇用保険二事業(雇用安定事業・能力開発事業)分として0.35%を別途負担します(合計事業主負担は0.9%)。農林水産業・清酒製造業・建設業は料率が異なります。

    出典

  • 介護保険(40歳以上)

    2,385(給与の0.795%)

    東京都の場合:保険料率1.59%(労使折半なので本人負担0.795%)。40歳未満は徴収されません。

    主な使い道

    • 要介護・要支援認定を受けた人の介護サービス費用(利用者は原則1〜3割負担、残りを保険から給付)
    • 在宅介護サービス(訪問介護・通所介護・福祉用具など)
    • 施設介護サービス(特別養護老人ホームなど)
    • 地域支援事業(介護予防、地域包括支援センターなど)

    40歳未満は徴収されません(その代わりに将来介護が必要になる時のためにも、現役の40歳〜64歳が保険料を負担する仕組み)。事業主も同額負担。

    出典

月給30万円・東京都・40歳未満・一般事業の場合、本人負担の社会保険料は合計で月43,965円程度(給与の約14.7%)。40歳以上はさらに介護保険2,385円が加算されます。これらは事業主も同額(または近い額)を負担しているため、社会全体での負担はさらに大きい金額です。

税金との違い

社会保険料は税金(所得税・住民税など)とは別の仕組みです。税金は国・地方の事業全体に使われますが、社会保険料はそれぞれ「医療」「年金」「失業対策」「介護」と使い道が決まっており、加入者と家族のための給付に使われます。

補足・注意事項

  • 保険料率や負担額は、加入する健康保険組合(協会けんぽ・健保組合・共済組合など)・都道府県・年度によって異なります。上記は協会けんぽ東京支部の例です。
  • 数値は令和7年度(2025年4月〜2026年3月)の料率に基づきます。
  • 色は単に区分を示すためのものです。各項目に良い悪い等の意味づけはありません。
  • 「社会保険料が高い・安い」「適正である・不適正」といった評価は本ページでは行いません。事実の整理のみです。
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